1.君という名の翼
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
しわくちゃの写真には まぶしかった時間と
寄り添う僕等が痛い程 鮮やかに 焼き付けられていて
はぐれたのはきっと どちらのせいでもなくて
気がつけば君は僕の 中に住みはじめた
勝ち負けだけじゃない何かを 教えてくれたレースがある
一緒に走った 冷たい夏の雨
青いしぶきに重なる残像 水際に浮かべた感情
喜びや悲しみの傷さえ 包み込んだ 約束の光
あきれる程 真っ直ぐに 走り抜けた季節を
探してまだ 僕は生きてる
間違いだらけの あの日々に 落とした涙と答えを
胸いっぱいにかき集めて もう一度 あの夏空 あの風の向こう側へ
君という名の翼で
夕凪が水面に 並べた羊雲のように
斑の心じゃ君の 声にも気付かない
秋風がまだ遠く夏の 終わりを待ちわびている頃
僕等の瞳に 最後の陽が落ちる
追いかけてもすれ違う感情 振り払えはしない残像
選べない道を目の前に 立ち尽くした 青春の影で
諦めても 背を向けても 誤魔化せない心の
舵は今も 君の両手に
叶わぬ夢を浮かべても 沈まない勇気の煌めき
この一瞬に賭けてみたい 最後まで 離さずに 握り続けた願いが
導く場所を目指せ
知らず知らずに 背中で聴いてた声が
今もまだ 僕を振り向かせる度 切なくて
あきれる程 真っ直ぐに 走り抜けた 季節を
探してまだ 僕は生きてる
間違いだらけのあの日々に 落とした涙と答えを
胸いっぱいにかき集めて はぐれない様にと抱きしめた
もう一度 あの夏空 あの風の向こう側へ
君という名の翼で
僕等がいた あの空へ
2.あなたへと続く道
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
あなたへと続く道 通い慣れた歩道に
椿が真っ赤に こぼれる
静かに過ぎる時は 淡く切なくか細くて
途切れそうな 心知らずに 巡り巡る 風の様に
会いたくて 会いたくて 涙の海一人漕ぎ渡る
どこまでも どこまでも あなたの声 聴こえてきそうで
笑顔はまだ 思い出せないよ 苦しくなるから
小雪降り続く道 見上げた瞳の中
幾つも溶かした あの日も
雫に変わる雪が あなたの背中滲ませて
遠ざかる 白い小径に ふわり消えた風の様に
会いたくて 会いたくて 涙の海一人漕ぎ渡る
どこまでも どこまでも あなたの声 聴こえてきそうで
笑顔は今 空に映すから 寂しくはないから
会いたくて 会いたくて 涙の海一人漕ぎ渡る
どこまでも どこまでも あなたの声 聴こえてきそうで
今ならば 出来る事 あの時まだ見え無かった事
会いたくて 何もかも あなたの為 注げる今より
輝いてた その光と今
歩くよ 二人 この道を
3.ここにしか咲かない花
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
何も無い場所だけれど ここにしか咲かない花がある
心にくくりつけた荷物を 静かに降ろせる場所
空の色映し出した 瑠璃色の海 遥かから聞こえる
あなたの笑い声は よく聴けば 波の音でした
寂しさ隠せずにいるなら 一人になればいい
囁くほどの声で呼んでいるのは いつも同じ名前
あの優しかった場所は 今でも 変わらずに 僕を待ってくれていますか?
最後まで笑顔で(笑顔で) 何度も振り返り(手を振り)
遠ざかる姿に 唇 噛み締めた
今はこみ上げる 寂寞(せきばく)の思いに
潤んだ世界を拭ってくれる 指先を待っている
影が教えてくれるのは そこにある悲しみだけじゃない
うつむく顔を上げて 振り返れば そこにある光に気付くだろう
同じ数の出会いと別れ でも割り切れなくて
余るほどの想い出を いつまでも 胸に咲かせながら
雨上がりの道は 泥濘(ぬか)るむけれど
今ここに 生きている証を刻むよ
どうかこの涙を(この涙を) しおれかけの花に(心に)
喜びの彼方で もう一度 咲けるように
願いは海風に吹かれて 大空へ
やがて小さな虹をわたるよ いつの日か その足で
(ここにしか咲かない花 ここにしか吹かない風)
(ここでしか聴けない歌 ここでしか見えないもの…)
(ここにしか咲かない花 ここにしか吹かない風)
あの優しかった場所は 今でも 変らずに 僕を待ってくれていますか?
ふいにこみ上げる(こみ上げる) 寂寞の想いに(想いに)
潤んだ世界を拭ってくれる
雨上がりの道は 泥濘るむけれど
今ここに 生きている証を刻むよ
いつかこの涙も(この涙も) 寂寞の想いも(想いも)
忘れ去られそうな 時代の傷跡も
燦然(さんぜん)と輝く あけもどろの中に
風が運んで星にかわる そんな日を待っている
4.毎朝、ボクの横にいて。
作詞:所ジョージ
作曲:所ジョージ
君は勝手な感じで 生きているんだし
僕は自分勝手に 暮らしているさ
僕は勝手な感じに 見えているよネ
君は自分勝手に 生きているよネ
お互い遠慮だらけさ 思いやりなんか前に出したら 暑くるしいネ
君は毎朝 ボクの横にいて ふざけているような顔でいなきゃネ
夢なんか語りだしたら みっともないよネ
叶いかけたときに 言い出せるくらいかぁネ
思い出はなし出すなら 今以下の事をネ
今以上のものなんか 聞いててかったるい
お互い他人なわけでしょ いつもうなづいているだなんて 気持ち悪いよネ
君は毎朝 ボクの横にいて すてきな僕を見て笑わなきゃネ
たぶん君は見飽きているのでしょうが
もぉ少し どうぞ お付き合い
話は適当な感じで いつも終わるでしょ
本当にそこまでしか 知らないからさ
洗濯物は裏返しで 入れないようにネ
心がけていますよ カッコイイかなと思って
私があなたを愛しているんじゃないかと たまに気づいて驚くでしょう
君は毎朝 僕の横にいて 無防備に近い顔でいなきゃネ
夕飯は何時頃の感じに なるのでしょうか
私に合わせる訳のないことは わかっておりますが
何が食べたいのなんて お聞きになりますが
言ったところでそうならないのに なぜ聞くのでしょう
あなたが私をかまってくれるだなんて まるでわたしは仏様のよう
君は毎朝 ボクの横にいて また勝手な事をたくらんでるぅ顔をする
遠い空まで何もないように うたがえない様な夢を見なきゃネ
ここにいるのが僕じゃなかったら などという顔もたまにしなきゃネ
そして僕はいつもと同じでしょうが
もぉ少し どうぞ お付き合い
もぉ少し どうぞ お付き合い
5.Million Films
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
信号待ち 買い物袋ぶら下げた二人の手
僕に内緒のまま選ばれた 夕飯のレシピ
夕暮れ時 自転車に追い越されながら
茜に染まる 外苑沿いのレンガ道
しばらく黙りこくってた僕に 不機嫌そうな君
違うよ 君に寄り添ってるメロディを
五線紙みたいにぶら下がった 電線の上 並べてるんだ
100万枚撮りのフィルムでも 撮りきれない程の想い出を
君と二人 未来へと焼きつけていけたら良いな
そばにいれるこの瞬間を 切り取ればいつだっていくつだって
溢れる様に 生まれてくる LOVE SONG
悪気もなく 見てた古い君のアルバム
最後のページ 一つ膨らんだポケット
今更ヤキモチもないだろう?と胸騒ぎ抑えて 抜き出せば
やたらゴツ目な彼の腕に おどけてつかまるその瞳が
やけに切なく 胸にくるんだ
ぶつかり合う度また心が 破れたりほつれたりするのは
もう一度新しい結び目を作るためさ
そこに涙がしみ込んだなら もう二度とほどける事の無い
強さを持った 絆に変わるだろう
竜胆の花が雨に揺れる
透明の雨傘も包み込む 秋の調べ優しく
100万枚撮りのフィルムでも 撮りきれない程の想い出の
ひと欠片を ありふれた今日の何処かに見つけだそう
そこに涙が解け合う事を 君の笑い声ひびく事を
心にそっと 祈りながら今も
溢れ出してる また新しいLOVE SONG
6.永遠にともに
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
心が今とても 穏やかなのは この日を迎えられた意味を
何よりも尊く感じているから
特別な事など何もない ただ いつもより少し
シャンとした服を着てるだけ 君はとても綺麗だよ
何かといつも忙しく まだまだ想い出は多くないけど
やっとここから踏み出せる未来
始まりの鐘が 今 この街に響き渡る
共に歩き 共に探し 共に笑い 共に誓い
共に感じ 共に選び 共に泣き 共に背負い
共に抱き 共に迷い 共に築き 共に願い
そんな日々を描きながら…
気付かぬ間に二人 似たもの同士 仕草も笑い顔も
そこに生まれくる命には 何よりも尊い 二つの光を
ぶつかり合う時も来るさ 綺麗な事ばかりじゃないだろうから
全てを君と越えてゆくと決めた
始まりの鐘の音を いつまでも忘れない
共に歩き 共に探し 共に笑い 共に誓い
共に感じ 共に選び 共に泣き 共に背負い
共に抱き 共に迷い 共に築き 共に願い
そんな日々を描きながら…
偶然という名の運命 そんな出逢いだからこそ
何気ない瞬間を 今日からは かけがえのない瞬間に
共に歩き 共に探し 共に笑い 共に誓い
共に感じ 共に選び 共に泣き 共に背負い
共に抱き 共に迷い 共に築き 共に願い
ささやかな幸せが 木漏れ日のように
やわらかに降り注ぐ そんな日々を描きながら…
いつの日も どんなときも
7.blue blue
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
いろんな時君を思い出すよ
それは何のつながりも無い日常のワンシーンで
同じように僕を思い出すの?
そのタイミングをいつか教えて
いつも君の前じゃ気取ってみるけれど
気を抜きゃボロが出る
今日も知った風に誘ったカフェ
たどり着けば Closed 準備中
せつないけれど サイズ違いかな?
君と僕の恋愛経験値
通りすぎて行く恋人達は
みんな似たような顔で笑ってる
慣れない歩幅で君のナナメ前歩けば
ポケットに滑り込む君の左手
難解だね!
恋は何ひとつ証明も出来なけりゃイコールもない
だけど時々君の心解き明かす
方程式さがしてる
どっちでも良いような事
気にしすぎる僕のクセ
それは 君をまだ千分の一も知らないから
だから許して…!
手つないでてもどこかぎこちない
指がまだ交互にならない
そんな事君は気にもしてないから
突然僕の手にキス
君が笑ってる ただそれだけの事なのに
すべての悲しみも忘れてしまうよ
とうに過ぎている約束の時刻
ふと見上げた秋の空…
せつないけれど サイズ違いかな?
君と僕の恋愛経験値
通りすぎて行く恋人達は
みんな似たような顔で笑ってる
慣れない歩幅で君のナナメ前歩けば
ポケットに滑り込む君の手にもいつか
僕もキス
8.宝島
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
小さなビー玉越しに 真っすぐな空 透かして
ゆがんで見える雲に ムネ躍らせた頃
今じゃ信じたものが 時々ゆがんで見えるよ
何もかもが綺麗なあの頃 ふたりで見つけた
ここは君と僕だけの宝島 教えの庭じゃきっと見れない
小さな神様の群れを見た 風の放課後
走り出す君の手を掴んで 「せーの!」で土を蹴った2秒後に
あおむけで見た びしょぬれの街
卒業証書丸めて 筒にしまい込みながら
これからの道の事 少しだけ話した
誰より大きな夢 誰より密やかな声で
それぞれ違う道の 先にはあるだろうか? 宝島
踏み鳴らせ!土埃上げて 今居る場所が地図の真ん中
見わたす景色のどこにだって歩き出せる
与えられた自由なんかじゃ無い トゲに囲まれたフェンスも無い
風が君の背中押すだけ
今じゃ信じたものが 時々ゆがんで見えるよ
何もかもが綺麗なあの頃 ふたりで見つけたここは
君と僕だけの宝島 教えの庭じゃきっと見れない
小さな神様の群れを見た 風の放課後
走り出す君の手を掴んで 「せーの!」で土を蹴った2秒後に
あおむけで見た びしょぬれの街
割れた ビー玉を集めて
9.雪の降らない街
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
「キライだよ。冬は寒いから。」と 話す君に
「今年から、冬が好きになる!」と あげたコート
そでを通したり 床に広げたり はしゃぐ笑顔
連れて部屋を出れば
白い冬が街に降りて来た
雪の降らない僕等の街に
二人 手と手を重ね見上げた
空一面の粉雪
三月の風が窓のすき間 光る頃に
少しずつ 片付けたこの部屋 広いんだね
二つずつの物が一つになれば
心さえも いつか一つずつに
そっと笑いかける君の顔
今は小さなフレームの中
壁にもたれたレコードの裏
戻らない時の記憶
ざわめく夏が 色づく秋をこえて
やりきれない静けさの中で 曇る窓に君想えば…
白い冬が街に降りてくる
壁に並んだ二つのコート
そでが重なり まるであの日の
僕とあなたの様です
いつも同じ言葉で結んだ
届くはずの無いこの手紙を
今日も机の奥にしまった
出来る事なら今すぐ
この冬空を駆け抜け
あなたに会いに行きたい
10.願いの詩
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
泥だらけの服の下また今日もひとつ
増えた傷 パパにだけ見せて笑ってた
夢見たもの ひとつずつ箱にしまって
いつか僕も 大人という 抜けがらになる
夏の終わりにうつむく向日葵
太陽昇れとまた咲く時を待ってる
やっと気付いた心の傷あと
そっと隠しながら
もしも僕があの頃の僕に手紙を
出せるならどれくらい真実で書けるだろう
眩い光にうつむく日もある
希望の重さに負けない孤独な強さを
想いは未来も運命(さだめ)も変えてく
きっとこんな時代でも…
籠に入れられた鳥は いつしか自由を失ってた
ある朝 逃げ出してみたけれど もう飛べなくて…
夏の終わりにうつむく向日葵
拭いきれない悲しみの雨に傘を
鋭った心にやわらかな毛布を
冷たい壁には君の絵を
無名のランナーに声援の追い風を
群れにはぐれた羊にママの居場所を
愛する人に疑い無き祈りを
この僕に願いを この詩(うた)は君と
あの頃の僕に
11.風
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
薄手のシャツじゃまだ 少し寒い春の
朝の匂いが切ないのは あなたを想い出すから
足早な人波 立ち止まり見上げれば
春のぬくもりが恋しくて 強い風 待ちわびる
舞い上がる花びらに吹かれて あなたと見た春を想う
うつむくまで気付きもしなかった どうしてだろう? 泣いてた…
こみ上げる想いは 誰に届くのだろう
指先をつないで歩いた あなたにはもう届かない
胸の奥に覚えた痛みが 冬を越えて 溶け出す頃
迷いの中わずかな光が 照らす場所も見えなくて
人は誰も 恋をして初めて知る 本当の自分の
弱さと強さと 向き合っていくんだ 雲が遠ざかる
あなたを忘れてしまう程の 恋が胸を焦がす日まで
この道は誰とも歩けない あの日のように
舞い上がる花びらに吹かれて あなたと見た春を探す
小さなつむじ風鳴いている
この風は あなたですか? 次の春も吹きますか?
12.YOU
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
君を想えば何も 何も怖くは無いほど
僕の中は君でいっぱいさ
壁の落書きのように 溢れだすままつづった
この想いが ほら今 歌になる
気のきかない言葉ばかりで
飾り立てる術(すべ)など知らない
でも強く強く 誰より君を…
言葉にはならない想い 心の中
伝えたくて きつく抱きしめてる
「君の全てをいつしか いつの日にか
支えるから」なんて言えたら
いいなぁ…!!
君は 今ごろ何を想ってるかなぁ…
少しは、僕のことを…
って ふと考えてる
優しく ただ空へと 誓うように
壁にもたれ描き出す未来
ほら 君の手を引く 僕が見える
この街が僕にくれた ただ一つの
宝物さ 君と出会えたこと
流れる時のスピードを 追い越さぬよう
いつも2人 同じ歩幅で…
言葉にはならない想い 心の中
伝えたくて きつく抱きしめてる
「君の全てをいつしか いつの日にか
支えるから」なんて言えたら
君の弱さも強さも 気まぐれな素振りも
意地っ張りも 照れ隠しのウソも
君のすべてを映した この歌のように
「支えるから」
なんて言えたらいいなぁ…!!
「支えるから」なんて言えたらいいなぁ…
支えるから…
支えるから…
13.miss you
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
悲しみの涙が今 まぶた震わせる
切なくて ただ悲しくて
心から愛したから 願いかけたから
目の前で崩れる時 息も出来なかった
君と初めて行った あの海岸を 一人歩くと
寄り添う影思い出して 砂がやけに重たくて
あの日の様には 歩けない
I miss you so much.
言葉選びながら君は 別れの言葉を告げたね
僕にくれた最後の優しさ
今も波の音聞くたびに 寄せては返す
あの恋はもう 消えた砂の城
人はみな 恋の中で 心狂わせる
自らも止められぬほど
坂道を転がるように 突然訪れる
別れなど見えなかった 光で眩しくて
君じゃ無い誰かに 心委ねて 街を歩いても
あなたの影映していた 押し殺した感情なのに
忘れることなど 出来なくて
I miss you so much.
ただそばで笑い合えてた 何気ないその毎日が
目に浮かぶよ 走馬灯のように
今も 笑顔もすねた顔も 回り続ける
あの時はもう 幻のように
I miss you so much.
言葉選びながら君は 別れの言葉を告げたね
僕にくれた最後の優しさ
今も波の音聞くたびに 寄せては返す
あの恋はもう 消えた砂の城
もし願いが叶うならば 「もう一度…」なんて言わないよ
出会う前の二人に戻しておくれ
存在さえも知らぬままでいさせて
出逢うはずも無いほど 遠い街へ
想うたびに まぶた震えだす
14.YELL~エール~
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
どんなに小さなつぼみでも 凍える冬を超えればほら
春が来るたびに 鮮やかな花が咲くのだから
あなたが今日まで歩いてた この道まちがいはないから
春には大きな 君が花になれ
見送る友の顔に目を伏せ 走り出す窓に
もう戻れないその不安を 希望だけじゃ断ち切れないでいるけど
今 君は門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬその道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ
思い描く夢のもよう いつの日にかその目に映せ
どんなに大きなつぼみでも 凍えて冬に負ければほら
春の風さえも浴びぬまま 枯れてゆくのだから
寒さに負けないで あなたの足跡 誰かがたどるよ
いつの日にか 春の風になれ
現実と夢が今 遠くかけ離れていても
そう 無駄じゃない その姿を 遠い場所で 誰かが見てるのさ
今 君は門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬその道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ
思い描く夢のもよう いつの日にかその目に映せ
君は門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬ その道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ
思い描く夢のもよう
いつの日にか その目に その目に so many dream
誇り高き勇者のよう…
今 君は門出に立ってるんだ…
15.Bell
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
それでも電車は走り出す…
ただ そこには何もなかった
明日にはもう 新しい町で
また全てが始まる前に
伝えたい このムネの想い
ふるえる指で押した
最後のダイヤルの
向こう側で君の声もふるえてた
それでも電車は走り出す
扉ひらく音聞くたび迷っても
それでも電車は走り出す…
今すべてを忘れることが
できるなら このムネをさいて
君という存在を忘れることが
できるのだろうか?
心はやり場もなく 誰かをキズつけて
見えない自分の心に 背を向けた
それでも消えないこの想い
1枚きり 君の写真 捨てたけど
それでも消えないこの想い…
「あなたの心が変わってないのなら
駅で待ってます。」と手紙に想いたくし
最後の電車が静かにホームへと
すくむ足のりこませ 君だけを探す
僕の耳に 聞こえたのは…
発車のベル
それでも電車は走り出す
扉開く音聞くたび 迷っても
それでも 消えないこの想い
1枚きり 君の写真 捨てたけど
それでも電車は走り出す…
16.轍-わだち-
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
そんなに遠い目をして 君は何を見ているの
一秒ずつの未来が 今も通りすぎているのに
眠れないほど悩んで 見えた答えがあるなら
君さえ知らない君を 見つける旅に出かけようよ
轍さえもない道をただ進め
抱えきれない夢が 不安に変わりそうな日が来たら
そんな時は 僕のところへおいで 歌を唄ってあげよ
涙かれた その後にだけ見える光 明日を照らす
そんなに遠い目をして 君は何を見ているの
昨日を振り返るなら 見えない明日に目を凝らせ
こんなに強い自分が いることに気付いたのは
この道が 誰でもない 自分で選んだ道だから
しがらみの中をかき分けて進め
傷だらけの両手が いつの日か輝いて見えるまで
開いた扉 通り抜けても
それじゃ強くなれやしないよ
閉じた扉 タタキつぶしてゆこう
君の未来のほうへ Ah〜
そんな時は 僕のところへおいで 歌を唄ってあげよ
涙かれた その後にだけ見える光 明日を照らす
どんな時も 僕はいつでもここで歌を唄ってるだけ
閉じた扉 タタキつぶしてゆこう 君の未来のほうへ
17.DOOR
作詞:黒田俊介
作曲:黒田俊介
この海を渡ったら ずっとそばに居よう…
この荒れ狂う 大海原を
簡単に渡ろうなんて思っちゃいないさ
ただ港から見送る人に なれないだけさ
海深く沈めた夢を 拾い集めて
自慢気に語ろうなんて あとは惰性で暮らすのかい?
常識に翻弄されて 日々は繰り返す
真実は胸の中にある
進むべき道なんて 自分で決めるのさ
不安や恐れに 足元をすくわれそうになるけど
巡り来るこの時に 逆らい続けよう
航海は僕に 何を教えてくれただろう?
「行くしかないだろう!」
自問自答を繰り返し 思い悩み立ち止まるけど
あの日夢見た 輝きだけが また 僕の心を揺さぶるよ
眠れない日々を過ごすのなら 眠らない明日を追いかけよう
夢見ることが全てじゃなくて 叶えようとすることが全て
この荒れ狂う 大海原を
簡単に渡ろうなんて思っちゃいないさ
全てのものを手に入れるなんて できなくていい
ただ一つ たった一つでいい
開くべきDOORなんて 自分で決めるのさ
不安や恐れに 足元をすくわれそうになるけど
巡り来るこの時に 逆らい続けよう
後悔は僕に 何を教えてくれただろう?
「行くしかないだろう!」
自問自答を繰り返し 思い悩み立ち止まるけど
あの日夢見た 輝きだけが また 僕の心を揺さぶるよ
眠れない日々を過ごすのなら 眠らない明日を追いかけよう
夢見ることが全てじゃなくて 叶えようとすることが全て
この海を渡ったら ずっとそばに居よう…
18.太陽
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
あの夏の太陽 追いかけ裸足で 走った
遠い街から来た 君は 僕の太陽
たぶん空から 降ってきたのだ それが夢でも見ているか?だよ
他の娘たちに 失礼だけど しかし こうも違うものか?
話したいけど 話題が無くて 隣の席が 遠く感じてた
でも君のこと もっと知りたくて イタズラばかり
普通に話せるのは 夢の中でだけ‥
あぁ 胸が苦しいよ 愛とか恋とか まだ良くわかんなかったけど
あの夏の太陽 追いかけ裸足で 走った
ドロだらけの Tシャツ 君に 夢中だった
ついにこの日が やってきました 運命の日 今日は席替えだ
七夕様に お願いしたよ 君の隣になるように
そうはいかずに 離れ離れさ うつむく僕に 君がくれた
黄緑色の 小さな手紙 「一緒にかえろう」って
突然おそった 夕立に 逃げ込んだ木かげで
初めて 手を握った 雷が鳴る度に ぎゅっとぎゅっと握ってた
夕暮れの坂道 君の影長く映した
石ころけりながら ずっとずっと追いかけた
知らない名前の街に 行ってしまうんだね‥
昨日僕と居るときは トンボの話しかしなかったのに どうして?
あの夏を最後に 君の姿は見てないけど
これだけは言える あれが僕の初恋
誰もが胸焦がした あの初めての恋のように
誰かをまた優しく 愛せればいいな
あの夏の太陽 追いかけ裸足で 走った
遠い街から来た 君は 僕の太陽
君は もう戻らない 君は 僕の太陽
19.桜
作詞:小渕健太郎・黒田俊介
作曲:小渕健太郎・黒田俊介
名もない花には名前を付けましょう
この世に一つしかない
冬の寒さに打ちひしがれないように
誰かの声でまた起き上がれるように
土の中で眠る命のかたまり
アスファルト押しのけて
会うたびにいつも 会えない時の寂しさ
分けあう二人 太陽と月のようで
実のならない花も 蕾のまま散る花も
あなたと誰かのこれからを
春の風を浴びて見てる
桜の花びら散るたびに
届かぬ思いがまた一つ
涙と笑顔に消されてく
そしてまた大人になった
追いかけるだけの悲しみは
強く清らかな悲しみは
いつまでも変わることの無い
無くさないで 君の中に 咲く Love…
街の中見かけた君は寂しげに
人ごみに紛れてた
あの頃の 澄んだ瞳の奥の輝き
時の速さに汚されてしまわぬように
何も話さないで 言葉にならないはずさ
流した涙は雨となり 僕の心の傷いやす
人はみな 心の岸辺に
手放したくない花がある
それはたくましい花じゃなく
儚く揺れる 一輪花
花びらの数と同じだけ
生きていく強さを感じる
嵐 吹く 風に打たれても
やまない雨は無いはずと
桜の花びら散るたびに
届かぬ思いがまた一つ
涙と笑顔に消されてく
そしてまた大人になった
追いかけるだけの悲しみは
強く清らかな悲しみは
いつまでも変わることの無い
君の中に 僕の中に 咲く Love…
名もない花には名前を付けましょう
この世に一つしかない
冬の寒さに打ちひしがれないように
誰かの声でまた起き上がれるように
20.未来への帰り道
作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎
いつもと違う帰り道 見上げたアパートの窓から
秋枯れ色の シャボン玉一つ
転がるように漂う 独りぼっちの姿がまるで
自分みたいだって 呟き佇んだ
踏み切り越しの空に 壊れて消えた
あの日の胸の痛みが 優しい面影をつれて 蘇る
離れ離れになるまえに もう少しだけ 素直になれたら
もっといっぱいの ごめんねも ありがとうも言えたのに
今ごろになって溢れ出す 思いが今 涙に変わるよ
ほら 心の曇りもぬぐって 言葉をつなげて
いつの間にか慣れた事の 寂しさにもただ強がって
引き出しの奥に 丸めて投げ込んだ
写真を手で戻せば 頬寄せ合った
くしゃくしゃ笑顔が なぜか泣いてるように見えてきて 目を閉じた
どこかで途切れたアルバムの白いページに
いつかまた同じ場所で寄り添う 僕たちの思い出が並ぶように
足早に変わってゆく時に 流されずに 何が大切なのか
心が気付いているなら また出会えるから
声にならない声が のどのすき間でまた一つ
いつまでも覚えてる 本当のぬくもり 探して
離れ離れになるまえに もう少しだけ 素直になれたら
もっといっぱいの ごめんねも ありがとうも言えたのに
今ごろになって溢れ出す 涙が今 言葉に変わるよ
ほら あの日からはぐれたままの 想いを繋げて
許し合えるなら あの時あの場所まで
歩こう 未来への 帰り道を
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